遺言書 「一回きりの人生だから、人の3倍楽しくいろいろなことをしよう!」というのが私のモットーでもあり、 この遺言書の作成後もこれまでと同様にいや、それ以上にアクティブに生活していると思います。 しかし、阪神・淡路大震災やアメリカの同時多発テロのように、何が起こるかわからない世の中です。 そのため、もし万が一、私の身になにかあった時のために、遺言書を残しておきます。 まず伝えたいことは、私の死がどのような形をとって起ころうとも、自殺では絶対にありえないということです。 その上で、不本意にも私が死ぬ時には次のことに対応してください。 ■ 薬づけはイヤなので、いたずらに死期を引き伸ばすための延命措置は一切しないで下さい。 ■ 葬式は身内だけで質素にしてください。でも大学時代のゼミとサークルのメンバーだけには伝えて下さい。 ■ 葬式の写真は、白い歯が見えてる笑顔の写真にして下さい。 ■ お通夜では、私の部屋のビデオテープ入れにある、私が出演した欽ちゃんの仮装大賞をみんなで見て、笑ってください。 また、大学時代にサークルの友人とタイプカプセルを埋めているので、掘り起こして中に入っているビデオテープも見て下さい。 ■ 命日の日には、大好物のラーメンの差し入れをお願いします。 ■ UFJ銀行にあるすべての貯金は、母親の老後のために使ってください。幸運にも負債は一切ありません。 ■ 戸籍上の妻も、内縁の妻も、認知すべき子供もいないことを伝えておきます。 ■ 私がこれまでに収集したべったんについては、近所の子供に配布して下さい。 他の収集物である酒と牛乳のキャップは廃棄して頂いて結構です。 ■ 片目を臓器移植に使って下さい。アイバンクに登録しています。 もう片方の目は、天国で父親に再会するために残しておきます。 ■ 私の彼女に「好きでした」とあらためて伝えておいて下さい。 元気を出して私に気兼ねすることなく、自分の人生を満喫して下さい、とも伝えてください。 ■ 母と幼少の頃からよく面倒を見てくれたおばちゃんに、言葉にならないぐらい感謝しています。 「本当にありがとう」 ■ 姉と兄には、母親の面倒をしっかりと見てくれるようにお願いしておきます。 平成15年10月10日 |