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30歳から始める遺言書づくり

財産を渡したくない相続人がいる(遺言書の事例集)


遺言書

遺言者○○○○は次のとおり遺言する。

 1 遺言者の全財産を妻○○に相続させる。 ※1

 2 長男○○を相続人から排除する。○○は遺言者の留守に
   無断で遺言者の財産を持ち出すなどの非行を重ねている。
   遺言者が素行を注意すれば、暴行を加える有様である。
   そのため、遺言者は入院したこともあるほどである。
   遺言者に対する侮辱、非行は相続人排除の正当な
   理由に当たる。

 3 この遺言執行者として、下の者を指定する。 ※2
   ××県××市××町×−×−× 弁護士○○○○


                 平成××年××月××日
                 ××県××市××町×−×−×
                 遺言者 ○○○○ 印

※1 遺言による排除では、家庭裁判所の審理によって排除が認めら
   れる。そのため裁判所の審理の材料として、排除の理由を具体的
   に書く。
※2 相続人の排除という重大な申立ては親族ではなく利害関係のない
   第三者を指定しておく。

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