1985年の阪神タイガース優勝の写真、選手、試合スコア。阪神タイガースの歴史、経済効果、応援歌などを紹介。

阪神タイガース阪神タイガース優勝'85

日本シリーズ予想

ここでは、野球評論家や解説者が日本シリーズをどのように予想していたかを紹介します。 日本シリーズの対戦チームは西武でした。どの評論家も西武優位と考えていました。


■藤井 栄治(西武4勝2敗)
こんどのシリーズは、阪神打線対西部投手陣の力くらべになる。私の見たところ、西武や有利に戦いそうな気がする。 それというのも、阪神打線はペナントレース終盤で調子を崩して、東尾と似たタイプの広島・北別府に抑え込まれており、 西武投手陣を打ち込むのは簡単にはいきそうにない。その西武が事前調査も十分で、この点でも優位に立っている。

■板東 英二(西武4勝2敗)
日本シリーズのような短期決戦は、チームの安定している方が勝つものだ。 ことし阪神は、爆発的な攻撃力で勝ち進んできた。 ところが、よくいわれるように打線は水もの。いつもいつも打ち勝てるという保証はない。 一方の西武は投打のバランスがうまくとれている。 終盤、休養していた東尾あたりの大活躍が見込まれるし、西武に分ありの日本シリーズですね。

■武上 四郎(西武4勝2敗)
短期決戦では、長いペナントレースと違って、打線はあてにならず、投手がいい方が有利だ。 両チームを比べた場合、打は阪神、投は西武で、 その西武の投手力は東尾に加え若手の渡辺、工藤…いまや球界ナンバーワンの陣容を誇っている。 この強力投手陣を、バース、掛布、岡田の阪神クリーンアップがシーズン中のように果たして打てるか。 西武に故障などのアクシデントがない限り、阪神のVは厳しい。

■江本 孟紀(西武4勝1敗)
阪神は21年ぶりの優勝に文字通り酔いしれ、 実力を出し切れないうちにシリーズが終わってしまう公算が大きい。 私は南海に在籍していた48年、巨人と戦ったが、シーズンの余勢をかって第1戦に私が投げて完投勝ち。 以降、4連敗したニガい経験がある。 ことしの阪神もこれと同じ傾向にあると思う。長丁場を戦えば、もちろん結果は変わるが…。


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