少額訴訟の長所は、なによりも利用者にとって、「早く」、「安く」、 「簡単」に訴訟を行うことができることです。
■「早く」審理が進む
少額訴訟は、裁判が原則1回の審理で終わって、審理終了後その日のうちに判決をもらえます。
審理に手間がかからないと予想される比較的簡単か事件を、早く処理することを目的としているのが少額訴訟です。
■最少の負担で「安く」裁判ができる
少額訴訟は、利用者に経済的な負担がなるべくかからないようになっています。
費用が必要な法律の専門家の助けをできるだけ必要としないように工夫されているのです。
■訴訟手続きが「簡単」
ひとことで言えば、訴訟における複雑な手続きを省いているのが少額訴訟です。
この制度には、手続きを簡素化させるために次のような工夫があります。
手続きを簡素化させるための工夫
□反訴手続きの禁止
□すぐに判決を出せるようにするため、判決書を作成しなくてもいい
□控訴ができない
□本人の出頭を命じることができる
□証人や証拠は、その場ですぐに調べられるものに限定される
(AA)やさしくわかる少額訴訟・本人訴訟の起こし方とトラブル解決法 |
(AA)少額訴訟の起こし方・勝ち方 |
(AA)少額訴訟実務マニュアル |