相続の開始時期、法定相続人と財産範囲、遺言と遺留分、遺産分割協議や相続放棄の遺産相続の法律を説明。

遺産相続の法律知識

相続人の廃除(相続権を剥奪される相続人)

遺言によって法定相続人に相続権を与えたくないという場合もありますが、「遺留分」というものがあって、 いくら遺言に書かれていたとしても、相続人には最低の相続分が保証されています。 しかし次のような場合は「相続人の廃除」といって被相続人の意思により、相続権を剥奪することができます。

■相続人が被相続人に対して虐待や侮辱を与えたとき
■相続人に著しい非行があったとき

つまり、被相続人が生前あまりにひどい仕打ちをうけた法定相続人や誰の目からみても非行と感じられ、 相続人に値しないという人には、それが認められた場合、遺留分も含めて相続権を取り上げることができるというものです。 相続人の廃除は家庭裁判所に申し立てて廃除を認めてもらわなければなりません。 廃除が承認されれば、そのことが相続人の戸籍に記載されます。相続人の廃除は生前からでも申請できますが、 遺言によっても申請することができます。 遺言に書き記してあれば、相続が始まってから家庭裁判所において審理し、認められれば相続人として廃除されます。 廃除された相続人に子や孫がいるとき、代襲相続によって相続権はその子や孫に引き継がれます。

遺産相続の手続きと節税法がわかる本―葬儀の手配から財産の計算法、分割協議、申告のやり方まで
(AA)遺産相続の手続きと節税法がわかる本―葬儀の手配から財産の計算法、分割協議、申告のやり方まで
かしこい遺産相続―遺産の分け方・もらい方から税金対策まで
(AA)かしこい遺産相続―遺産の分け方・もらい方から税金対策まで
よくわかる遺産相続と諸手続き
(AA)よくわかる遺産相続と諸手続き
今ならできる!かしこい生前相続―親子で考える遺産相続の新しいカタチ
(AA)今ならできる!かしこい生前相続―親子で考える遺産相続の新しいカタチ
遺産相続者たち―学生と文化
(AA)遺産相続者たち―学生と文化
遺産相続ゲーム
(AA)遺産相続ゲーム

戻る次へ

Copyright©遺産相続の法律知識 All Rights Reserved.