ストーカー行為事件の被害体験者による相談だけでなく、ストーカーの対策方法、ストーカー規制法なども説明。

ストーカーとの激闘60日!

ストーカーの心理―治療と問題の解決に向けて
(AA)ストーカーの心理―治療と問題の解決に向けて

犯人の特定

郵便受けにゴミを入れられた私は、身の危険を感じたため、探偵の方に調査をお願いすることにしました。 犯人は思いをよらない人でした。

■7月21日/月曜日(祝日)
前日の衝撃から立ち直れない私は、一歩も外にでることができませんでした。

また、携帯電話が盗聴されているかも知れない、玄関の前にはストーカーが立っているかも知れない、 ベランダに潜んでいるかも知れない、 とあるはずもないことを想像しては、気が滅入るという悪循環の最低、最悪の日でした。

昼から、探偵の方に電話をして、22日(火)〜25日(金)まで、19時〜22時の間、 張込み調査をしてもらうようにしました。

管理人にことわって郵便受けのところに、無線カメラを仕掛けてもらい、郵便受けに怪しい人がいないか、 またマンションの玄関を出入りするすべての人を撮影してもらうことにしました。

■7月23日/水曜日
(19:22)
職場の担当の懇親会に参加していた私の携帯に、探偵の方から連絡がありました。 「不審な行動をしている人がいる。このまま尾行してもよいか」とのこと。 どうするのがいいのか、判断できなかったので、探偵の方におまかせすることにしました。

(21:38)
再度、探偵の方から連絡があり、「○○」という人に心当たりはないかと聞かれました。

”本当に??? ○○さんがストーカーなの?”

○○さんなら知ってるけど、その人とは以前に会ったきりで、 月に1回ほど携帯メールをやりとりしていたぐらいの人なのですが。

すぐに探偵の方と会い、ビデオカメラで顔を確認しました。

”間違いないです。○○さんに間違いありません!”

確かに○○さんなら、勤務場所から帰宅するまでに少し寄り道をすれば、 私の住んでいるところに来ることはできます。

○○さんが私のマンションの付近にいること自体、おかしいことですし、 郵便受けに設置された隠しカメラにもちゃんと写っていました。 ○○さんがストーカーの犯人であると受け入れることにしました。

ストーカーが特定された安堵感よりも、なぜ○○さんがといった気持ちの方が強くありました。

”ねえ。どうして?”


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