目覚めは最悪でした。あの忌まわしいストーカーからの電話により、夜も安心して眠れなかったからです。
夜には妄想が膨らんでいた私も、明るい朝を迎えると少しは気持ちが落ち着き、冷静に考えることができます。
これまでのことから、次のことを考えました。
・ストーカーが誰であるかはまったく見当がつかない
・そのストーカーは自宅のマンションまできている
・NTTからの請求書が届く頃を見計らって、またやってくるかもしれない
■7月7日/月曜日
休み明けで仕事もたまっていましたが、状況が状況だけに無理をいって年休を頂きました。
これまでストーカーは、平日であれば夜、休日であれば昼夜問わず電話をしてきていることから、 会社に勤めている人だと考えました。
”対策をするなら、昼間のうちにしておかないといけない!”
まず、駅前の交番に行き、以前からの状況を説明しておきました。 警察の方も、見回りの際に不審な人物がいないかを注意してみておくとのことでした。
次に、マンションの管理人に事情を説明しました。 管理人が玄関の入り口にいるのは、夕方までなのですが、 その際に怪しい人物がいないかを十分注意してもらうようにお願いしました。
そして、ストーカーが郵便物を盗んだと考えられる日の防犯カメラの録画を見せてもらうように依頼したのですが、 なんと録画はしていないとのことです。
それじゃあ防犯の意味ないよ!
その頃、探偵の方から身元調査の結果について、連絡がありました。 やはり身分証不要のプリペイド方式の携帯電話であったと。
探偵の方に、その後の状況を説明し、夜に張込みをしてもらうとすれば、どのくらいの料金であるかの確認と、 依頼すればすぐに対応できる体制をとってもらうようにしました。
次にドコモに行って、携帯電話を解約して、さらにその足でJフォンに行き携帯を新規契約しました。 念のため請求書の送付先を実家の方にしてもらうようにしておきました。
次にNTTの116に電話をして、電話料金の請求書が届く時期を確認しました。 通常は20日頃なのですが、今月は休日のため、22日(火)ではないかとのことでした。
次に一時的に会社への通勤ルートを変更し、帰りは無理いって彼氏に車で送ってもらうようにしました。
それとあわせて戸締りをしっかりと確認し、部屋にいるときは、 カーテンをしめて外から明かりが見えないようにしました。
もちろん、ゴミの日には、管理人の方に直接わたし、清掃車が来たときに出してもらうようにも手配しました。
正直、ここまでするのには少なからず労力がかかったのですが、思うことはただ一つ。
”今が正念場!”