女性のひとり暮らし安全マニュアル

安全な住宅環境

入居するマンションが絞りこめた段階で、次に注意したいことが部屋選びです。 もちろん空室かどうかもありますが、次のことは意識しておくようにして下さい。 ポイントとしては自分が泥棒になった気分で安全面について観察してみることです。

■エントランスや廊下、ベランダは明るく見通しがいいか

見通しがいいことと明るいことが大切です。 また、エントランスやエレベータなどに防犯用のカメラがどの位置にどれだけの数あるのか、 死角になっている危険な場所がないかもしっかりと確認するようにして下さい。

■オートロックかどうか

正面玄関のオートロックはもちろんのこと、盲点になりやすいのが、非常階段の出入口です。 そのため、非常階段の出入口や自転車通用口など、正面玄関以外でマンション内に通じているドアが、 オートロックになっているかも確認しておいて下さい。

■個人情報対策は安全か

郵便受けには鍵がついているかどうかを確認してください。 またゴミ捨て場には鍵がないところもまだ多いので注意が必要です。 ストーカーなどの犯人はゴミなどをもとに、その人の趣味嗜好や個人情報を取得したりしています。

■隣人はどのような人であるか

自分が入居する部屋の少なくとも上下左右の住人について不動産業者にさりげなく聞いておくといいと思います。 男性か女性かだけでなく、独身か既婚者か、騒音を出さないかどうかなどの点です。 また、前の住人が出て行った理由（転勤、トラブルなど）を確認しておくことも大切です。

■近隣の家から覗かれる心配はないか

近隣からベランダの窓越しを通じて、部屋の中を覗かれる心配がないかを確認しておく必要があります。 特に望遠レンズを使うと、遠距離からでも覗くことが可能となりますので、同じ目線のところに建物がないか、 あればどのような建物かを確認しておくといいと思います。

■マンションの管理人はどこにいるか

万一の時に備えて、マンションの防犯体制や管理人の所在及び所在時間などについて確認しておくようにして下さい。