これまでに女性の一人暮らしの危険に対して、どのように危機回避策を行うかについて説明してきましたが、 ここでは万が一危険に遭遇した場合の各種相談先について記載しておきます。
■警察
犯罪に巻き込まれそうな時には、速やかに警察へ相談するようにして下さい。 警察に相談すると仕返しが怖いとか、もしくはこのようなことでは警察は動いてくれないなど、 警察に連絡しにくい理由があるかも知れませんが、 ぜひ早期に警察へ相談しておくことをおすすめさせて頂きます。
警察の相談先としては、プッシュ回線で#9110にダイヤルすれば、最寄の警察署の相談窓口へ繋がります。 平日の9時〜17時であれば問題なく繋がると思います。
■弁護士
刑事事件などのように直接警察が介入できるケースであればいいのですが、警察では対処しにくいような場合には、 法律家のエキスパートである弁護士に相談すればいいと思います。
弁護士に相談する際には、トラブルの概略、証拠、何を質問したいかを明確にした上で相談するようにして下さい。
知合いの弁護士がいない場合には、 全国の弁護士会に問い合わせをすればいいと思います。 目安の相談料は、30分5千円となります。
■探偵興信所
証拠の収集や犯人の特定などの身元調査は探偵興信所がいいと思います。 依頼する際には信用できる調査会社であるかどうかをきっちりと判断する必要があります。
料金は比較的高いですが、信頼できるところであれば頼もしい味方になってくれることは間違いないと思います。 最低限、料金、条件、契約書、対応面について複数社の見積りを取得し、信頼できるところを選択することが大切です。
■セキュリティ会社
家宅侵入や窃盗という、いわゆる泥棒対策において心強い味方になってくれるのがセキュリティ会社(警備会社)です。 少し前まではセキュリティ会社といえば、会社や事務所の警備を行う業務が主流でしたが、 最近では個人宅の安全を守る仕事が増えているようです。
探偵事務所や興信所と同じく、セキュリティ会社を選択する際には、 信用できるところがどうかを厳しい目にて判断するようにして下さい。
■その他各種窓口
痴漢、盗聴、防犯など各種の事案に応じて、専門の相談窓口があります。 非営利の団体に相談するといいと思います。 この相談先には、その事案に対して専門の知識を有した相談員がいますので、 無料にて的確なアドバイスを得ることができます。