女性が在宅時に危険を感じる1つとして、悪質なセールスがあります。 セールス自体は危険ではないかも知れませんが、セールスを装って部屋に侵入されたり、 電話のセールス時に個人情報を漏らしてしまうこともありますので、注意が必要です。
以下に在宅時において、電話での勧誘と訪問販売の対応策について考えてみたいと思います。
■電話での勧誘セールス
まず女性が一人暮らしをしている場合には、必ずナンバーディスプレイのサービスを契約するようにして下さい。 ナンバーディスプレイとは、かけてきた相手の電話番号が、 電話に出る前に電話機などのディスプレイに表示されるサービスのことです。 (住宅用回線の場合、月々の費用は600円です)
ナンバーディスプレイのオプションサービスとして、ナンバーリクエストというものがあります。 これは、電話番号を通知しないでかけてきた相手に、 「あなたの電話番号を通知しておかけ直しください」と音声で伝えることができます。 (この場合は、着信側には呼出音はなりません)
これで不審な電話や勧誘セールスの大半は防ぐことができますし、 万一、何かあったときにでも相手の電話番号がわかりますので、 対策をとることにも役立ちます。
もし、番号を通知して上で勧誘セールスがある場合には、 「必要ありません。もう電話しないで下さい」と明確に意志表示をすればいいと思います
なお、その際に電話をかけてきた会社名、部署名、担当者名、連絡先、電話セールスの責任者、 どこで電話番号を入手したか、などの詳細を問い詰めるようにすればいいと思います。
■訪問での勧誘セールス
訪問での勧誘セールスがあった場合に一番大切なことは、まずは玄関を開けないことです。 すべてインターホン越しに受け答えをするようにして下さい。 ドアを開けるということはそれだけスキを見せることにもつながります。
もしもどうしてもドアを開けなければならない時には、 セールス担当者の会社名、部署名、名前、連絡先などを記載した社員証を見せてもらうようにし、 その場でその社員が本当に会社に所属しているのかを確認するようにして下さい。 (名刺は他人のものを利用したり、簡単に作成できますので、 社員証などの簡単に作れないもので確認することが必要です)
その他に、新聞や公共料金などの支払いを、
直接自宅に集金にきてもらっているケースや荷物の配達にきてもらうことがあります。
その際には、訪問直前に必ず電話を入れてもらうようにしておけばいいと思います。