エレベーターもある意味、密室になる乗り物であり、その分危険性が高い場所といえます。 ただタクシーや電車とは異なり、見ず知らずの人と一緒に乗らなければならないというわけではありません。
そのような意味では、自分の心がけ次第でかなりの確率で危険を防ぐことができるはずです。
エレベーターが危険な理由としては、ドアが閉まってしまえば密室状態になってしまうことと、 部屋まであと少しということにより安心感を持つため、危機意識を持ちにくいという点をあげることができると思います。
それでは、どのようにすればエレベーターの危険を回避できるかについてまとめておきます。
■エレベーターに乗車する人や、途中で乗ってきた人をよく観察する
見慣れない人や挙動不審な人がいれば、そのエレベーターに乗るのを避けます。 特にエレベーターの中で遭遇しやすい犯罪は、痴漢行為や恐喝などです。
その犯罪は男性によるものが大半ですので、男性しか乗っていないエレベーターの場合には、 乗車を見送るようにして下さい。 見慣れない怪しい人が乗ってきた場合には、面倒でも迷わず降りるようにした方が賢明です。
■非常ボタンの近くに乗車する
エレベーターに乗車する場合には、非常ボタンの前に乗るようにして下さい。 通常のエレベーターは3辺が壁になっているため、奥へ行けば行くほど、 外から見えにくくなるため、犯罪が起こりやすい場所でもあります。
もしも後ろに誰かが乗車している場合には、非常ボタンがすぐ押せる入口前方に陣取り、横向きに乗車し、 後ろが視界に入るようにしておくといいと思います。
■エレベーターを待つときはドアの正面に立たない
エレベーターでの危険は、何もエレベーター内だけではなく、乗車時に犯罪に巻き込まれることもあります。 そのため、ドアが開いた途端、いきなり襲われないようにドアの正面にたたないようにすることが大切です。
出会い頭の危険を回避するため、 ドアが開いても待っている人やおりてくる人と対面しない場所に立つようにして下さい。