ここでは通勤電車内での痴漢の危険回避について考えてみたいと思います。 女性の80%以上もの人が過去に痴漢された経験を持っているとのデータもあるほどです。 それだけ痴漢の危険は多いと思いますので、しっかりとした危機管理意識をもっておくことが必要です。
■電車に乗る前から周囲に注意します
電車を待っているホームの状況や乗車口にいる人を見回してから、電車に乗り込むようにします。 この時に、容姿や言動が「ちょっと怪しい」と感じたら、離れるようにして下さい。
■できるだけ女性専用車両に乗車します
女性専用車両に乗車するようにします。また、女性専用車両がない場合には、女性が多くいる車両に乗るようにします。 また、男性を刺激しやすいような肌の露出が多い服装はできるだけ控えるようにした方が賢明だと思います。
■女性の近くなど安全そうな場所を確保する
女性の隣に陣取り、4方向(前後右左)のうち、いくつかを女性同士でブロックできるようにしておきます。 また、ドア付近や車両の角など、身動きの取れないような場所は避け、 スペースが比較的あいている等の安全そうな場所を探すようにして下さい。
■荷物やカバンを上手に使う
荷物やカバンを持っている場合には、4方向(前後右左)のうち、いくつかをブロックできるようにしておきます。 また、ドアを背にするなどして、できるだけ背後に人が立たないようすることも危険を回避する対策の一つです。
■電車の混雑がピークの時間帯をさける
出勤前や通学前の電車が混雑している時間帯をさけるようにします。 可能であれば時間を前後にずらし、ピーク時を回避します。 その他、ドアの開閉時のどさくさにまぎれて、痴漢されることもありますので油断しないようにして下さい。
■痴漢された場合のイメージトレーニングをする
被害に遭ったときのことも想定し、自分がおかれている状況でどのような危険があり、 どう対処すべきかを意識しておきます。 もしも痴漢被害に遭ったときには、「止めてください」ではなく「止めなさい」と明確に言えればベストです。