万引き対策について考えてみたいと思います。 もしも私が書店へのヒアリングの店のコンサルタントになったと仮定して、 どのように対策を講じるかを記載しておきます。 防犯対策を強化しているフランチャイズ店や大型優良店などにはあてはまらないと思いますが、ご理解をお願いします。
レイアウト
■死角をなくす。棚はレジに対して垂直にし、レジから店内が見渡せる
ように配置する。
■棚の高さは、130〜140cmぐらいで統一する。
■売れ筋の商品や小物類は、レジ前など店主の目が行き届く場所に
配置する。
■トイレは店主が目配りできる場所に設置したい。またトイレを利用
する際には、必ず店主に声をかけるようにサインを示す。
照明・インテリア |
防犯機器
■防犯ミラーだけでなく、防犯カメラ(防犯カメラ作動中のサイン含む)
も設置する。※死角はつくらない
■防犯機器の使い方を熟知する。
接客態度
■いらっしゃいませと必ず声をかける。店主の視線を意識することにも
なり、万引きの出来心をつぶす
■本や新聞を読むなど他のことをしない。サービスを提供していると
いう意識が大切。
店舗運営
■1ヶ月に1度は棚卸を実施し、どれだけのロスがあるかを正確に
把握する。
■他店との情報交換を積極的に行い、不審者発見のノウハウを
体系化する。
■防犯対策優良店の取組みを自店へ水平展開する。
その他
■経営努力を怠らず、コスト意識にもっとシビアになる。
■導線をつぶさない。※逆に不審者は目立つ
■入り口のマットをきれいにする。清潔感がないようでは、万引犯の
巣窟にもなりかねない。