プリペイド式携帯電話の犯罪利用を抑止するために、次の3つの側面から緊急提言をしたいと思います。
(1)個人ユーザ
(2)携帯各社のサービス
(3)国家レベル
(1)については、利用する側と利用される側(被害者)の両側面をカバーしておくことが必要であると思います。 また、時間軸(購入時、登録時など)の概念も大切かと考えています。
(2)については、サービスの帰属元としての社会的責任を携帯各社にも負担してもらう必要があるかと思います。 サービス開発時などにおいて、1人の消費者の声として参考にしてもらえればと考えています。
(3)については、かなり大げさな話にもなるのですが、今後のIT国家を考えたときに、 どのように国レベルで取り組んでいけばいいのかについて言及したいと思います。
なお、プリペイド式携帯電話の転売に関する規制ができれば、犯罪の抑止にかなり効果的な手段ではあると思います。
しかし、2次利用に関する規制をしてしまえば、商業活動の妨げになるとの議論が出てきて、 現実解ではないと思いますので、提言の中には盛り込んでおりません。