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プリペイド式携帯電話による犯罪の防止

ケータイ・ネットを駆使する子ども、不安な大人―肥大化するインターネット。コミュニケーション装置としての功罪
(AA)ケータイ・ネットを駆使する子ども、不安な大人―肥大化するインターネット。コミュニケーション装置としての功罪

プリペイド式携帯電話による犯罪の現状

プリペイド式携帯電話がどのような犯罪に利用されているのかといいますと、 迷惑電話やいたずら電話、詐欺事件、出会い系サイトでの不純異性行為、 誘拐犯までと犯罪行為のあらゆるシーンで使われています。

これは、連絡を取り合うツールとして、携帯電話が当たり前のものになってきているという側面と、 逆に連絡先として携帯番号を開示しておけば、相手方が安心するという心理的な側面によるものと想定できます。

ここで確認しておく必要があることは、すべてのプリペイド式携帯電話が犯罪行為に使われているのではない、 ということです。

プリペイド式携帯電話には、その手続き上、大きくわけて2つに分類することができます。

1つは、通常の携帯電話のように、きちんと身元登録をして購入されたものです。 そしてもう1つは、身元を登録せずに利用されているものです。

そう、犯罪に悪用されているのが、後者の身元が特定されないプリペイド式携帯電話なのです。

この身元が特定できないプリペイド式携帯電話は犯罪の温床になっていると警察からの要請があり、 携帯各社はプリペイド式携帯電話を購入する際に、身分証提示を義務付けています。

では、なぜこのような身分証不要のプリペイド式携帯電話が出回っているのかを考えてみたいと思います。

主には以下の理由が想定されます。
 (1)身分証の提示が不要であった時代のものが、今でも流通している
 (2)代理店などの業者が横流ししている
 (3)偽造された身分証を使い、購入している
 (4)他人の名義を利用して、購入している

携帯ショップに勤務する友人に確認したところ、(1)は機種が古くなったりするため、 それほど販売業者がリスクをかかえてまでも、大量に在庫を持っているとは思えないとのことです。

友人曰く、(2)と(3)の組み合わせではないかと言っていました。

(4)は、多重債務者なり老人なり、実際に存在している人のものを使うので、 そこから誰にその名義を貸し、販売業者が誰に販売したのかをたどって行くことができる可能性があるため、 敬遠されているようです。

以上のことから、プリペイド式携帯電話そのものが悪の枢軸なのではなく、 プリペイド式携帯電話を取り巻く環境(販売方法や仕組みなど)を抜本的に改善しないと、 プリペイド式携帯電話を利用した犯罪を抑止することはできないのです。

次にプリペイド式携帯電話がどこで購入できるかと言いますと、主にはインターネットによる販売です。 ためしに検索エンジンで、「プリペイド」+「携帯」+「身分証不要」の複合キーワードで検索してみて下さい。 数多くのサイトがヒットします。

プリペイ購入レポートでは、 本当に身分証不要でプリペイド式の携帯電話が購入できるのかを体験してみましたので、 そのレポートを紹介してみたいと思います。

そして最後のチャプターにて、犯罪を抑止するための環境整備や仕組みについて提言してみたいと思います。


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