プリペイド式携帯電話のサービス特性に着目して、犯罪の抑止について検討してみたいと思います。
提言内容は、プリペイド式携帯電話のサービス特性を、通常の携帯電話のサービスとして組み込んでしまう、 というのも抜本的な解決策としてはいいのではないかと考えています。
プリペイド式の携帯電話のメリットとして、主には次の点があげられると思います。
■基本料なし(主に着信用の携帯電話として利用)
■通話料が限定されているから安心
■短期間での利用
上記の特性であれば、通常の携帯電話のサービスプランとして組み込むことは、 可能なのではないかと考えています。 実際、携帯各社によっては、主に着信用に使う人をターゲットとした料金プランや、 通話料が限定されているプランは既にあります。
このサービスをもっと強化し、基本料をゼロ(もしくは限りなくゼロ)にするのです。
私の意見としては、何千円もする基本料という考え方は、昔の固定電話の時代の考え方であって、 携帯電話には当てはまらない、 という考え方をもっています。(これについては、次の国レベルの観点で説明します)
このように考えると、プリペイド式携帯電話と通常の携帯電話のラインが限りなく近づいていくます。 実際、NTTドコモはこのような方策をとっているのではないかと感じます。
なぜ、サービスも事務手続きも同様である、通常の携帯電話とプリペイド式携帯電話を比較して、 プリペイド式携帯電話が犯罪に悪用されるのかというと、極論は転売されやすい環境にあると言うことができます。
つまり、初期登録やカード購入時に身元の登録が必要ないためです。
そうであれば、利用者の観点で述べたような仕組みをつくるか、 もしくはこの項目で述べているように、 プリペイド式携帯電話のサービス特性を通常の携帯電話で代用する仕組みをつくる必要があると考えるのです。