用語 | 意味 |
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戒名 | 仏式で、死者に僧侶がつける名前。 |
過去帳 | 寺院で檀家・信徒の死者の俗名・法名・死亡年月日などを記しておく帳簿。 |
家紋 | 各家がしるしとしている紋章。定紋。徳川家の葵(あおい)の紋の類。 |
系図 | 先祖以来の一族の人々の血縁関係を示した図。 |
検地 | 年貢高・諸役などを算定するために農民の田畑などを測量・調査すること。 |
検地帳 | 江戸時代、検地の結果を一村ごとにまとめた土地台帳。 |
戸籍 | 個人の家族的身分関係を明確にするため、夫婦とその未婚の子とを単位として、 氏名・生年月日・続柄などを記載した公文書。 |
戸籍原本 | 戸籍事務を取り扱う市区町村長が、最初に作成した戸籍。 |
戸籍抄本 | 戸籍の記載のうち、請求者の指定した一部を転写した証明文書。 |
戸籍謄本 | 一戸籍の記載の全部を転写した証明文書。 |
戸籍筆頭者 | 各戸籍の最初に記載されている人。 |
戸籍簿 | 同一市町村内の戸籍を地番順および戸籍筆頭者の氏の五十音順に綴った帳簿。 |
戸籍法 | 戸籍制度を規律する法律。現行戸籍法は1947年(昭和22)制定。 民法改正に伴う家の廃止により、従来のものを根本的に改めたもの。 |
五人組 | 江戸時代、古代の五保制にならった近隣五戸を一組とする最末端の行政組織。 |
五人組帳 | 五人組が遵守すべき法令を記載し、役人と五人組員全員が連署連判して、違反しない旨誓約した帳簿。 |
五保制 | 防犯・納税などの連帯義務を負わされた律令制下の末端行政組織。 |
住民基本台帳 | 市区町村において、住民票を世帯ごとに編成して作成した台帳。 1999年(平成11)、住民基本台帳法が改正され、住民票コードが導入された。 |
住民票 | 市(区)町村の住民について個人を単位とし、 氏名・生年月日・性別・世帯主との続柄・戸籍などを記載した公簿。 |
住民票コード | 1999 年(平成11)改正の住民基本台帳法により導入された住民票に記載されるコード。 初めて住民票をつくる場合は全国で重複しないコード、転入では転入前のコードを住民票に記載する。 |
宗門改 | 江戸幕府がキリシタンの禁圧・摘発のために設けた制度。 各家・各人ごとに宗旨を調べ、檀那寺に信者であることを証明させ、 その結果が毎年村ごとに宗門人別帳として作成された。 |
宗門人別帳 | 宗門改の結果を記した帳簿。 本来別のものであった宗門帳と人別帳が合体されたもので、宗旨の記録であると同時に戸籍台帳の役目ももつ。 |
除籍簿 | 戸籍から全員が除かれたのち、その戸籍を戸籍簿から除いて別につづった帳簿。 |
壬申戸籍 | 1872年(明治5)壬申の年、明治政府が作った最初の全国的戸籍。 「四民平等」の推進を前提としていたが、士族・平民・新平民などの身分差別呼称を残した。 |
俗名 | 世間で普通に通用している名称。 |
名主 | 江戸時代の村方三役の一。村の長で村政の中心であった。 土豪その他の有力者が代官に任命され世襲が普通であったが、 享保(1716-1736)頃より一代限りとなったり、入れ札で選ぶこともあった。 |
人別改 | 江戸時代の戸籍調査。初め夫役賦課のための男子の調査が主眼で、 のちにキリスト教禁圧のための宗門人別改が広く行われた。 また享保(1716-1736)以降には人口調査のため別に六年ごとに全国的に行われた。 |
人別帳 | 江戸時代の人別改のための帳簿。 |
分限帳 | 近世大名の家臣団を対象とし、 その一人一人について藩内における地位・格式・知行高・所領の内訳などを詳細に記した一種の人名録。 |
本籍 | 戸籍の所在する場所。 |