最近、NTTのタウンページやハローページを利用した電話帳のCD-ROMが出回り、 電話帳データを活用した名字の統計調査が盛んに行われています。 電話帳のデータはある種の傾向を把握したり、 住所を無料検索したりする場合には有効的かと思われます。
これまで名字等の統計調査は、主に保険会社が公表しておりましたが、 電話帳データの場合は、その登録数が保険会社のものよりもはるかに多く、 そのため傾向をつかむのには適していると思います。
但し、いくら電話帳データと言えども、必ずしも万能であるわけではありません。 一番の問題点は、現在は個人情報保護の観点から電話帳に掲載しない方が数多くいるということです。 また、読みの記載がないことや姓名の区切りが必ずしも正しいものではないと理解しておく必要があります。
有名な電話帳データのCD-ROMとして「テレメディア」というものがあります。 しかしこれではデータのすべてを保存、閲覧できるわけではありませんので、 あくまでも私的利用の場合には、名前から住所を検索したりする場合にしか利用できません。
上記の特徴を踏まえた上で利用される場合には、 最近販売されたものと可能な限り古いデータ(登録している人が多い時代のもの)を利用することが大切かと思います。