迷惑電話の対策研究室

警察へ提言

これは警察への提言というよりも要望なのですが、身分証不要のプリペイド式携帯電話が市場に流通するのを一刻も早く、 なくしてほしいということです。

警察は、悪質な迷惑電話の被害を受けていたとしても、身体の危険が脅かされるようなものでない限り、 なかなか犯人の特定に動いてくれることはありません。 また、動いてくれたとしても、相手方が身分証不要のプリペイド式携帯電話であった場合など、 身元を特定させることもできないことも多くあります。

私の意見としては、警察も暇ではないと思いますので、 すべての悪質な迷惑電話に対応してほしいということを望むものではありません。 たとえそれを望んだとしても現実的ではないと思います。

ただ、警察が動けば必ず相手の身元を特定できるようにはしてほしいものです。 実際、強盗や誘拐などの凶悪な犯罪に身分証不要のプリペイド式携帯電話が使われており、 またその重大性も警察は十分に理解しているのですから、 このようなことがないように携帯会社等へ働きかけてほしいと思います。

もちろん、警察から携帯会社に既に要望書を出していることも理解しておりますが、 もっと抜本的にこの転売された携帯電話が流通しない仕組み構築に本気になって取り組んでほしいものです。

平成１４年度の警察白書を見ると、犯罪は増えていく一方で検挙率が低下しているという現実があります。 要因はいろいろなことが複雑に絡みあっているものだとは思いますが、 この身分証不要のプリペイド式携帯電話をなくすだけでもかなり犯罪は抑止できると考えています。 （携帯電話が連絡を取り合うコミュニケーションツールとして定着していることからも明らかです）

ぜひ身分証不要のプリペイド式携帯電話の流通をなくすように真剣に取り組んでほしいものです。