NTTサービスによるいたずら電話・無言電話の撃退方法を説明し、迷惑電話対策や携帯電話の迷惑メール防止を紹介。

迷惑電話の対策研究室

迷惑電話の一口コラム

悪質な迷惑電話事件簿に、無言電話5万回かけた女の執念というニュースを紹介しました。 このニュースについて感じることをつれづれに書いてみたいと思います。

まず、迷惑電話の回数ですが、記事によると2年間で約5万回とあります。 とすれば、単純に1日換算してみると、毎日69回もの無言電話をしていたことになります。 24時間起きているわけではないので、1日を10時間として仮定すると、1時間に6.9回、 つまり9分毎に無言電話をしていたことになります。

また記事では、1日で最高400回の無言電話をしていたと記述があります。 これも1日10時間起きていたと仮定してみると、約90秒毎に無言電話をしていたことになります。

これほどまでの無言電話をしていたのですから、もちろん手にマメはできていたのだと思います。 また腱鞘炎にもなっていたのでしょう。(笑)

悪質な犯罪行為を笑ってしまうことは、被害者に不謹慎ではあるのですが、 それにしてもこの無言電話の回数には驚かされてしまいます。

ここで疑問に思うことは、被害者はこの卑劣な電話に対してどのような対策をとったのだろうか、ということです。

容疑者はおそらく身分証不要のプリペイド型携帯電話を使っていたので、 被害者は、ナンバーディスプレイなどのサービスは利用していたのだと思います。 また、プリペイドの携帯電話を31台持っていたということから、 被害者は迷惑電話おことわりサービスも契約していたのだと想定できます。

容疑者が深夜から早朝にかけて無言電話をしていたということなので、 おそらく電話をしている先は自宅であったと思われます。

自宅であれば電話番号を変更して、これほどまでの被害を受けなくても済んだのではないかと思うのです。 何か電話番号を変更できない理由(例:自宅と事務所の電話番号が同じなど)があったのでしょうか? このあたりについて詳細がわかれば、当サイトのノウハウの蓄積にもなるのですが…。

それと、逆探知により犯人を特定できた、と記事にはあるのですが、発信先が携帯電話の場合、 どのように身元を特定したのかは謎です。

携帯電話の場合、発信している交換機からおおよその場所までは特定できるのですが、 個人や場所を特定することはできないはずです。 この点についてもどのように犯人を特定したのかについて知りたいものです。 きっと、被害者はある程度、容疑者のことを犯人だと想定できており、警察が踏み込んだのではないかと思うのですが。


戻る次へ

Copyright©迷惑電話の対策研究室 All Rights Reserved.