土地の境界に関する紛争は、つねにくすぶり続けているものもありますし、 いずれトラブルになるだろうと想定できるものもあります。
そのような場合には、少なくとも将来の紛争の火種をつぶしておくという気配りに対し、状況に応じて、 行動しておく必要があると思います。
例えば、現在はっきりしている境界が不明になるとか、 隣地の人をはじめ利害関係を持つものがクレームをつけやすくなるとかの可能性のある現状変更には、 自然的なものにせよ人為的なものにせよ、あるいは自分が行うものでも他人が行うものでもすべて記録しておくべきです。
その対応は、場合に応じていろいろなものになりますが、 法的な立場からは証拠を残しておくということになります。
したがって、隣地が山を崩して宅地を造成するとかの自然の地形の変化には、ビデオなり写真なりの映像を残すとか、 境界についてよく知っている方には、聞き取りや録音をしておくとか、 またそれを第三者に確認しておいてもらう、などです。
映像により記録 | 写真により記録 |
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証拠を残す注意点としては、特に何がどうかわったのかを明確にしておくことが大切だと思います。 また5W1Hを意識した形で、あとから誰がみても理解できるようにしておくようにして下さい。
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