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名簿屋−闇金融業者に債務者名簿の個人情報を売買

組織的闇金融事件で警視庁は、闇金融グループに多重債務者の個人情報を販売したとして、 通称『名簿屋』の会社社長を出資法違反(高金利)のほう助の疑いで逮捕した。

警察は、多重債務者150万人分の個人情報を収めたMO(光磁気ディスク)やパソコンを自宅などから押収、 これらの名簿が闇金融の活動を支えてきたと判断し、同容疑での全国初の逮捕に踏み切った。

容疑者は豊島区で名簿サービス会社を経営、昨年、闇金融グループ2人に対し、違法な高金利の貸し付けに使われることを知りながら、 多重債務者の個人情報計6万人分を計60万円で売り渡した疑い。

容疑者は94年から開業、名簿ブローカーから消費者金融業者などの多重債務者名簿を入手し事業を拡大していった。 入手したデータを使い、債務者の氏名、住所を印字したダイレクトメール用のあて名シールを販売。

生年月日や自宅電話、携帯電話番号、勤務先住所、電話などを掲載した一覧リストなども1人分10〜50円で売っていた。

また、債務者本人が貸金業者から借金する際に家族構成や借り入れ状況を記載した『借り入れ申込書(原票)』を1人分1000円で扱っていた。 貸金業者から直接入手したとみられる。

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