プチ家出の場合は、子供が携帯電話を持っている場合もあり、電話やメールで連絡がとれることも多くあると思います。 しかし、連絡を取り合う方法がなかった場合などにおいて、 どのようにプチ家出している子供を探せばいいのかについて考えてみたいと思います。
手掛かりとしては、プチ家出した時の状況整理から類推することになりますので、 この点について検討すべきチェック項目を整理しておきます。
■プチ家出時の状況整理項目
チェック | 内容 |
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どのようなメッセージが誰に対して残されていたのか |
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部屋に手掛かりとなる情報がないか(メモやレシートなど) |
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子供が使用した機器の履歴(電話やパソコン)を確認する |
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家出した時の時間(早朝、日中、夜間など)を明確にする |
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自由に使えるお金はどのくらい持っていたのか |
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どのような移動手段が考えられるか |
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服装や荷物はどのようなものであったか |
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同行者の有無について検討する |
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家出後の目撃者(近所など)がいないかを確認する |
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以前にヒントになる場所を言っていなかったかを思い出す |
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以前にプチ家出した時の言動を振り返る |
これまでの言動という過去の時間軸と、プチ家出した時の状況である現在の時間軸を重ねあわせ、 注意深く観察し、どこにいるのかを推測していくことになります。
上記の状況整理を実施した後では、次のような流れになります。
1)プチ家出した時の状況を整理します。
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2)プチ家出した理由を想定します。
↓
3)警察に捜索願いを提出します。
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4)状況確認などから考えられる場所について捜索します。
プチ家出人探しの場合には、家出人である子供には罪の意識は低いため(それだけ手掛かりを残す可能性が高い)、 そのため自らの意思で行方をくらましている大人の場合と比較すれば、 家族の者が自分で探し、発見できる場合もあるようです。
まずは、特に仲がいい友人知人にあたることと、 行動範囲内で家出人がよく集まりそうな場所を中心に探していくことになるのではないかと思います。
なお、4)の場所に関して、警察白書によりますと、 家出人を発見する場所として次のような記述がありますので参考にしてください。
「以前は、パチンコ店、ボーリング場、スケート場、スーパー等での補導が多かったが、 最近は、コンビニエンスストア、深夜飲食店、カラオケ店等でのたむろや不良行為が目立つ」とのことです。