盗撮機器はその形態によって、大きく2つに分かれます。
1つはデジタルビデオカメラのようにカメラと映像モニターが一体型になっているものと、 もう1つは無線カメラで映像を飛ばし、離れた場所で受信する分離タイプのものです。
一体型と分離型の目的や特徴を比較してみると、以下のような図になります。
一体型 | 分離型 | |
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目的 | ・固定できない位置での盗み見 | ・固定位置からの盗み見 |
長所 | ・画像が鮮明 ・場所を選ばない ・好きなアングルで撮影できる |
・見つかっても犯人が特定できない ・偽装品に仕掛けることが容易 |
短所 | ・見つかればつかまってしまう ・比較的、スペースが必要 |
・画質が少しあらい ・ズームが調整できない |
機器例 | ・カメラ、デジタルビデオカメラ | ・無線カメラと受信機 |
ご存知のように、犯人の立場からしてみると、発見されないことに最大限の注意を払いますので、 サイズの小さい無線カメラがほとんどです。
時計など日常の身の回りにあるものにしかける偽装タイプが多く市販されていますが、 その基本的なカメラ部分は、超小型CCDカメラです。 超小型CCDカメラを使うと、直径1mmの穴さえあれば、どのような日用品にも仕掛けることが可能です。