盗撮については、個人の裸や日常の暮らしが映像というリアルなもので録画されてしまうため、 盗聴以上に注意をする必要があります。 ここでは盗撮にあわないための対処策として、予備知識を身につけて頂ければと思います。
盗撮機器はその形態によって、大きく2つに分類することができます。 1つはデジタルビデオカメラのようにカメラと映像モニターが一体型になっているものと、 もう1つは無線カメラで映像を飛ばし、離れた場所で受信する分離タイプのものです。
一体型と分離型の比較
一体型 | 分離型 | |
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目的 | ・固定できない位置での盗撮 |
・固定位置からの盗撮 |
長所 | ・画像が鮮明 |
・見つかっても犯人が特定できない |
短所 | ・見つかればつかまってしまう |
・画質が少しあらい |
機器例 | ・カメラ、デジタルビデオカメラ |
・無線カメラと受信機 |
盗撮する側からしてみると、発見されないことに最大限の注意を払いますので、 サイズの小さい無線カメラがほとんどです。 現在では、直径1mmほどの超小型CCDカメラを使い、 時計など日常の身の回りにあるものにしかける偽装タイプのものが主流です。
盗撮機器が仕掛けらる主な場所としては、 ラブホテル、バスルーム、脱衣所、更衣室、トイレです。
ラブホテルは、カメラが捕らえるものはほとんどが性行為ですので、 マニアの間にはニーズが高いのです。 仕掛けられやすい場所としては、天井のライトのところになります。
バスルームは防水、レンズの曇りなどの問題がありますが、 脱衣所や更衣室はこまごまとしたものがたくさんあるため、 カメラを隠しやすいといわれています。仕掛けられやすい場所としては、 全身が写るように、高いところから狙う場合が多いようです。 そのため、掛け時計やロッカーの上においているダンボールなどは要注意だといえます。
トイレでは、放尿シーンが撮影できるようにと、下からのアングルが主流となっております。 そのため、芳香剤の容器や汚物入れ、 清掃用具が入ったバケツなどに仕掛けられていることが多くありますので、注意が必要です。