女性が犯罪被害をうける行為として、盗聴の危険があります。 ここでは盗聴についてのリスクマネージメントの知識を身につけて下さい。
盗聴機器はその目的によって、大きく2つに分かれ、電話線に盗聴器を接続して、 電話の内容を盗聴する電話盗聴型と室内に盗聴器をセットして、会話を盗聴する室内盗聴型があります。
電話盗聴型と室内盗聴型の比較
電話盗聴型 | 室内盗聴型 | |
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目的 | 電話の内容を盗聴 |
室内の音声を盗聴 |
長所 | 発見されにくい、屋外に設置可能、騒音に邪魔されないなど |
配線の知識や工具が不要、会話以外の音を拾うことが可能など |
短所 | 仕掛けにある程度の知識が必要、設置に時間がかかるなど |
音声の届く範囲でしか設置できない、雑音に邪魔されやすいなど |
機器例 | (1)電話盗聴器 |
(2)室内盗聴器 |
次に盗聴機器が仕掛けられる場所としては、 上位から保安器、ローゼット、偽装品(時計、万年筆など)、 コンセント、エアコン、電柱の端子函などです。 そのほかには、電源の延長コード、電話機、新聞受け、ぬいぐるみ、エアコンなどがあります。 これらの場所に見慣れないものがないかを十分注意しておく必要があります。
盗聴が設置されているかも知れないチェックリスト
チェック | 内容 |
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無言電話や間違い電話が増えた(帰宅した途端に電話がなる) |
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電話中、「ブッー」という雑音が聞こえる |
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テレビの画像が乱れることが多くなった |
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急に電話の声が小さくなることがある |
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他人が知らないはずのことを知っている(占いだといって当てる) |
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最近、異性関係や金銭関係でトラブルがあった |
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自宅近くに怪しいイヤホンをした人がいる |
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定期的にぬいぐるみや壁掛け時計などをもらっている |
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コンセントなどで自分が購入した覚えのないものがある |
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誰かが部屋に侵入したにもかかわらず、何もとっていない |
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ストーカーに狙われている |
上記のようなことが多くあてはまる場合には、 まずは「盗聴・盗撮発見 守匂玉」 などの簡易盗聴発見機を利用して、個人で調べてみることです。
そして、違法な電波が見つかった場合には、専門の盗聴除去調査会社に相談してみるといいと思います。