(3)痴漢常習者のワーキング・グループ設置
このワーキングでは、以前に痴漢犯罪の常習者であった人に被害対策の知恵をもらうというものです。
日本では面子を重んじるためこのような取組みは嫌われますが、対策についてはその道のプロに聞け、というものです。 アメリカなどのサイバーテロ対策において、クラッカーからのアタックにハッカーが対策を実施しているのと同じようなものです。
痴漢の常習者同士は、お互いに顔をみればわかるとも言います。 被害者ボックスの設置により、痴漢犯罪者が出没する場所が特定できれば、今度は捕獲する人が不足すると思いますので、 元痴漢犯罪者の手を借りるのも1つの考え方だと思います。現実解としては、アイデアをもらうだけに落ち着きそうですが。
次にこの3つの施策をどのように進めていくかについて説明します。
これはステップ形式にならざるをえないと考えています。 つまり、痴漢対策強化路線を選定し、その上でこの3つの施策をトライアル的に実施します。 そして、その検証結果を踏まえ、改良を図りつつ他路線等へ展開していきます。
なお、上記の取組みに並行して、痴漢犯罪者の刑罰を重くします。 刑罰を重くするというと何か短絡的な感じがするかも知れませんが、現行上の刑罰が軽すぎると考えています。 悪意があったにもかかわらず、謝罪し反省しているフリをしておけば、5万円以下の罰金だけで済んでしまうのです。
迷惑防止条例違反ではなく、すべて強制わいせつぐらいを適用するぐらいでないと、痴漢被害は減らないだろうと考えています。