ここでは、不幸にも痴漢被害にあってしまった方が、痴漢犯罪者を捕まえた場合、 どのような流れになるのかについて説明します。
まず、駅事務所に痴漢犯罪者をつれて行きます。そして、駅事務所の方に警察を呼んでもらうように依頼します。 警察が来たら痴漢被害に遭った状況を詳細に説明します。
ここで警察に聞かれることで、被害者が下す大きな判断項目としては、 痴漢犯罪者を告訴するかしないかということがあります。
説明の必要はないかも知れませんが、告訴とは、 犯罪事実(いつどこでどのような犯罪があったかなど)を捜査機関に告げることによって、 その犯罪を提訴して犯人を処罰してほしいと意思を表示することです。
痴漢は親告罪となりますので、犯人を処罰するかしないかの判断は、被害者の意思に任されているのです。 許せないと思う場合には、告訴すればいいと思います。
但し、痴漢冤罪被害者がいることも事実です。そのため、誤認がないかを最低限注意しておいて下さい。 誤認しない具体的な方法として、痴漢被害に遭った時に、 意図的なのかどうか体をずらしてみる、触られている手をその場で掴む、 周囲の人にも確認してもらうなどをするといいと思います。
なお、告訴をすると、告訴状が検察庁へ送検(被疑者の身柄や書類を送ること)されます。 (かなり要約していますが、)主な流れを以下に記載しておきます。 参考までに言うと、刑が確定するまでには、少なくとも2ヶ月程度はかかるようです。
現行犯逮捕後の主な流れ